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2014情報労連統一「復興支援ボランティア」参加者の声2014.10.25

道のりはまだまだ長くても
      必ず復興できると信じたい


2014情報労連統一「復興支援ボランティア」(第1回)が、10月10 ~ 12日に、福島県南相馬市で行なわれました。データ本部から古久保光美さん(関西分会)が参加し、住宅周辺のがれき撤去、草刈り、宅内の家財片づけ、集積ごみの分別等の作業を行ないました。古久保さんの感想を掲載します。

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▲関西分会
    古久保さん 
 

3年前、震災から半年たった東北へ個人でツーリングに行ったときは、なにもできなかった自分に悔しい思いをした。次こそは、被災地の人に喜んでもらえるような、目に見えるような支援がしたい。

 南相馬市小高地区(避難指示解除準備区域)でのボランティア作業は、被災された個人からの依頼が主で、除草や、ある程度片付いた荷物の移動やビニールハウスの解体・保管場所への移動などが多い。震災から3年7カ月たって、ようやく避難指示解除準備区域の帰宅準備が進んできているのだなという印象を受けた。

     

雑草はどんどん成長するし、復興まで何度も何度も除草作業などをしないといけないけれど、放っておけば、家も田畑も廃れていき、草がぼうぼうのただの野原になってしまう。車の中から、除草作業が行なわれた跡の家や田んぼをいくつも見た。

また、空き時間にボランティアセンターからほど近い小高駅を見に行った。震災以降は営業休止中の駅もいつ開通するかわからない。そのような状態でも、定期的にホームと線路の除草作業が行なわれているようだった(見に行った日もちょうど除草作業中だった)。

草刈りされ、手入れされた田んぼや建物などを見て、被災された地元民の復興への願いとふるさとへの愛が感じられた。

20141025_fukkou_005.JPG    一方、今回通過した帰宅困難区域(双葉町、大熊町、富岡町)は、福島第1原子力発電所に近く、とても重々しく近寄りがたい雰囲気(通った国道6号線は、H26.9.15に開通したばかり)。出入り口はスクリーニング場(放射能の検査場)が設置され、道に面した建物には入れないよう、ゲートが張り巡らされている。バイク・徒歩の通行は禁止。車の通行のみが許されている。主要な脇道には、ゲートと警備員が配置され、通行許可証のチェックが行なわれる。住民以外は入れない。駐車場や歩道のアスファルトからは雑草が伸びてきている。田畑であったところも、2mほどの雑草が生え、荒廃している。前述の草刈りされている場所とは大違いの雰囲気・・・。
ここは、これから多くの支援を必要とする区域だが、聞いたところによると、H28.4に立ち入りができるよう、準備が進められているという。ぜひとも多くのボランティアが入り、復興への道が順調になりますように・・・と願わずにはいられない。
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 今回体験した、避難指示解除準備区域と帰宅困難区域のギャップにショックを受けたが、明るい話題もある。農地の再生プロジェクトでもある「菜の花プロジェクト」で採取された菜種油「油菜ちゃん(ゆなちゃん)」が好評とのこと。この菜種油には放射性物質は移行しない。今年の菜の花の時期は終わったけど、満開の時期には観光客が多く訪れたそう。いつか黄色に輝く南相馬市を訪れてみたい。

 復興イベントなどでは、「忘れない」ことが大事であるとうたっている。主催者である情報労連の代表から、「わたしたちは、復興するまで被災地に寄り添っていく」とあいさつがあった。わたしたちに「忘れない」ことを思い出させてくれる活動は、被災地にとっても心強いと思うし、これからも被災地に寄り添う活動を続けていってほしい。そして、たくさんの組合員が参加してほしいと思う。

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  ▲東北ボランティアのポスター   ▲作業中の古久保さん


 ちなみに、週1回でボランティア活動に参加している草刈りのベテランには、「あ~、1日で終わらない量の場所だね」と言われた場所を、すべて1日の作業時間内で終わらすことができた。目標がひとつとなった団体の力ってすごい。一緒に参加した情報労連ならびにNTT労組の組合員、ボランティアセンターに集まったボランティアの方々、スタッフに感謝したい。
(関西分会 古久保光美) 

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▲草かり作業の様子(手前が古久保さん) ▲今回参加したボランティアのみなさん

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